7月臨時議会・文教分科会のご報告

国の第二次補正分 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/rinjikoufukin/index.html)
八尾市で補正予算が組まれたため、7月臨時議会が開催され予算審議を行いました。

八尾市における 新型コロナウイルス感染症に係る緊急対策として、以下の対策の予算審議が可決しました。
(https://www.city.yao.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000051/51364/20200729taisaku.pdf)

1、 新型コロナウイルス感染症医療体制確保事業  3億3200万円
2、 新型コロナに負けるな赤ちゃん応援給付金事業 2億2000万円
3、 八尾市製造業者サポート給付金事業 8億2118万3千円
4、 八尾市商売繁盛支援事業  1億円
5、 学校体育館エアコン設置事業 7億4538万7千円
6、 特別定額給付金の未申請者訪問勧奨  1218万6千円
 等

◎補正予算案  総額27億7530万4千円
    内訳:地方創生臨時交付金  20億5135万円
           財政調整基金    6億4244万6千円
          その他       8150万8千円

第10号補正案に、八尾の未来を紡ぐ会を代表して討論しました。
緊急対策としての事業に賛成の立場から、会派の大星なるみ議員と吉村拓哉議員と知恵を寄せ合い、留意事項への指摘と要望を盛り込みました。

●スクールサポーターによる学校支援について
 コロナ対応による学校における働き方改革の側面が大きいこの事業。
 1校あたり150時間となっており、週に一度、3時間程度としてもオーバーしてしまう時間数です。
 さらに現場のニーズに対応できる制度になっていくよう、拡充を求めます。

●商工振興費について
 「八尾商業まつり」の内容拡充に関わり、多様な事業者の参画を期待し、製造業サポート給付金の従業員数の限定や、製造業以外の事業者が不公平感を抱かないよう、説明責任を果たすことが重要です。

●人権課題について
 コロナ感染者に対する深刻な人権課題が山積する中、DV問題を含めたポスターによる啓発事業が含まれたことは評価するものです。
 差別を恐れて、感染を隠し、封じ込めを困難にすることのないよう、今後もさらに様々な機会をとらえて継続的な取り組みを求めます。

子どもたちも夏休み返上で頑張っています。
9月議会に持ち越された臨時交付金23億円のうちの2億5000万円については、さらに必要な事業に活用していかなければいけません。
大切な税金をいま、コロナ対策として適切に効果的に配分できるように、議会でのチェックが重要になります。
議会と市と協力し、市民の声に寄り添い、一緒にコロナの危機を乗り越えたいと思います。

📒第10号補正案 八尾の未来を紡ぐ会の代表討論

 

7月臨時議会(文教分科会)のご報告

7月3日の文教分科会の予算決算常任委員会では、所轄分の予算について質疑を行いました。
以下の点について、委員会で発言しました。

子どもみらい部所管分

●保育申請に係る入所システムの導入(6765万8千円)

・従来通りの相談対応できるのか確認。
      今まで通り市民相談に対応してゆく。
・開始時期の確認
       →来年秋以降稼働。
・今年の感染対策は?
       別室対応やオンライン申請の周知、郵送対応の検討を行う。
・園選びのための見学などの対応は?
     園の個別対応となる。少人数対応や、園外からの見学などで対応。
・システム導入により、市民へのメリットは?
   本来的な市民対応業務に時間を使うことができ、より細やかな相談業務を充実させる。

●成人式の感染予防対策は?(396万4千円)
   受付のQRコード利用で、接触を避ける。3部制で密を避ける。
中学校区ごとの席割りでは、居場所のない子もいるので、安心できる中学校区にとらわれないスペースの要望。

 

教育委員会

●スクールサポーターの配置について (651万4千円・1校あたり150時間)

・この時間で検証していけるか?
   →まずは導入し、増減含め検討していく。
・今回できた制度でなく、数年前からあった制度を、この機会に導入すると理解。
 他市の配置から見ると少ない。12月までなのか?1~3月は?
   →八尾市では、スクールサポーター以外の活用も進めている。
    3月まで学校の状況に合わせて活用する。
・募集の方法は?
   →会計年度任用で、教育委員会で一括採用。募集の際に例を示して、学校で検討。

●体育館へのエアコン設置について(小学校4億9058万4千円・中学校2億5480万3千円

・地域への一般開放での利用は?
  体育館における三密を避けるためのための対策であるが、様々な活用をしてもらう。
    地域の活用を制限するものではない。

 

その他にも、他の議員からの質疑で様々に詳細がわかりました。
他の分科会の質疑も踏まえ、会派で予算に対しての態度表明をしていきます。

 

西川あり