第2回『ありともカフェ』レポート

2019年 12月20日(金)
最初の挨拶は12月議会を終えて
・条例採択について  ・請願書の扱いについて  
お話ししました。

そして次に、「HUGゲーム」です。
HUG(避難所運営ゲーム)とは、
静岡県が図上訓練の一種として開発した避難所運営ゲームで、
住民が避難所運営を主体的に考えるためのツールです。
参加者は、ゲームを通して災害時要援護者に配慮をしながら
生活空間の配分を考え、部屋割りから仮設トイレの配置、
炊き出しの場所などを設定していきます。
避難所で抱える問題や起こりうる課題をゲームを通して意見交換していきます。

まずはゲームの説明をした後、“現在の状況”の説明がありました。

「12月20日 11時に地震発生。家もまちも壊滅状態です。
 現在16時。気温は7℃、夜には0℃になる予定。
 雨は夜にかけて次第に強くなっていく予報。
 電気は不通、水道は出ない、トイレは使えない、メールは遅れて届きます」

 

参加者は、避難所運営ボランティアとして、
まずは体育館の通路を確保し、受付の場所を決めました。
避難所の小学校には、避難されてきた人でいっぱい。
受付にどんどん人がやってきます!

・高齢の人
・妊娠している人
・生後20日目の赤ちゃんを連れたご家族
・ペットと一緒の人
・盲導犬と一緒の全盲の人
・海外からの留学生
・車いすの方
・親を亡くした小学生と幼児
・アレルギーのある人
・旅行中の観光バスにのった外国の人々
・幼い三つ子をつれた父親
・ケガをしている人や病気の人
・ご遺体 など…

受付でどこまで配慮できるのか、
配慮できない場合、どう対応するかなども意見交換しました。

その途中でも様々な問い合わせやハプニングも起こります。
■喫煙所はどこですか?
■お腹が痛い!トイレはどこでしたらいいですか?
■毛布や食品の物資が届くので保管場所を決めてください。
■洗濯はどこで?干す場所は?
■お祈りはどこでしたらいいですか?
■使用禁止のトイレが汚物でいっぱいになっています!
■車はどこに停める?テントはどこに?
■(食事が足りない状況で)自宅にいる家族の分の食事を分けてください。
■明日、総理大臣が20人の職員と一緒に視察に来ます。
など…。

次々に対応していかないといけません。

ゲームを通して、参加者からは

●こどもだけで避難してきらたどうしたらいいんだろう…
●運営本部の職員やボランティアの方々も被災者であるということを忘れてはいけない。
●貼り紙は多言語で表示して、こどもにも外国人にも分かりやすいイラストをつけたほうがいい。
●普段からの準備が大切。
●このゲームは、やっておくのとやってないのは全然ちがうかも。
という意見がありました。

普段、学校や地域で行われている防災訓練(避難訓練)は、
『逃げる』ことを目的とした訓練が多く、逃げた先の”避難所”ではどうするかは
あまり考えたことがないという声も聞きます。

避難所運営に正解はありません。地域の人以外にも避難所に避難する人はいます。
年齢や性別、人数、国籍、障がいの有無、持病やアレルギーの有無など…
どんな視点を持ち、どんな配慮が必要で、どんな準備ができるのか。
職場や地域、家族で話しておくのも大切だと再確認できました。

次回のありともカフェは、1月に開催予定です。
詳細は後日お知らせいたします。

みなさんの話したいことは何ですか?
気になる事を一緒に話してみましょう。